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現代の暮らしに寄り添う、新しいお仏壇の形
Let's put our hands together.
KAKEHASHI SERIES の開発コンセプトは、
とても単純でシンプルなものでした。
家が狭いから、場所がないから、リビングの雰囲気に合わないから…
本当は心のどこかで必要かもしれないと思っていても、「お仏壇」というイメージは頭の中では昔ながらの金仏壇が思い浮かぶ人もまだまだ多いと思います。モダンな家具調仏壇も増えてきていますが、それでもまだまだ他の家具と並べると浮いた印象を受けることが多くあります。
私たちはたくさんの人に手を合わせる場を提供したい。宗教的な意味ではなく、もっと気軽に、シンプルに。仕事で疲れて帰ってきたとき、子供が入学したとき、ちょっとした悩みを抱えたとき、ふと誰かに話を聞いて欲しくなる瞬間に、家の中に大切な誰かと心を通わせるスペースを持つこと。それ自体に大きな意味があると信じているからです。仏壇としての飾り方や様式、宗教にすら捕らわれず、ただ手を合わせて、縁を感じる空間と時間を暮らしの中に持っていて欲しい、そんな願いを込めた仏壇シリーズとしてKAKEHASHI SERIESは誕生しました。
Blend into the interior
家のインテリアは一軒一軒の家で違います。そのために私たちが考えたことは「今住んでいる空間に溶け込むお仏壇」を作ることでした。そのため、形状としてシンプルにまとめるだけでなく、背板などのファブリックのカラーを自由に選んでいただける仕様にしています。家具の色やソファの張地に合わせてカラーを選ぶことで、違和感なく、しっくりと部屋に馴染むことができます。
It can be placed anywhere
マンション住まいの方や一人暮らしの方、お子さんがいらっしゃるご家庭など今の家具はコンパクト化されていっています。「お仏壇」というと大きいイメージがあるなか、最小限のスペースで配置できる形状を考えました。奥行きの薄い本棚にも収まるHAJIME、従来のお仏壇とは違い扉が左右に収まることでお部屋のコーナーにも配置できるように設計されたOMOKAGE、現代的なインテリアの中でもセンス良く配置できるENISHIなど随所に工夫を凝らしています。
Feel the connection
お仏壇の飾り方も自由で良いと考えています。お位牌だけ、写真だけというシンプルなものでも「自分にとって大切な人との空間がそこに在る」という一番大切な気持ちがあれば手を合わせることができると思います。KAKEHASHI SERIESでは、シンプルな設計の中にも、故人との思い出を飾るスペースなどを設けることで、その人なりの祈りのカタチを提供したいと考えて作られています。
Designer's Concept
人やモノが国境や文化圏を越えて往来するようになり、情報化の波に乗って人々の価値観やライフスタイルは実に多様になりました。一方、仏間で正座をし、手を合わせる機会は少なくなりました。伝統的な仏壇が、住環境の変化や自由な思想に対応しきれなくなったためです。しかし、手を合わせる「場」がないだけで、心の拠り所を求める気持ちが消えたわけではないはずです。少子高齢化や自然災害の影響に直面し、それを実感される方も多いのではないでしょうか。
KAKEHASHI SERIESは、その名の通り、あらゆる物事をつなぐ架け橋です。大切な人とあなたをつなぎ、思いや文化を過去から未来へ橋渡しします。宗教や宗派を問わず思い思いの方法で手を合わせ、心の安らぎを得る、そんな場を作りたいというシンプルな思いから開発されました。
KAKEHASHI SERIESがこれから様々な生活空間に入っていき、一人でも多くの人の心の拠り所を作ってくれるよう、心から願っています。
Product Designer
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